ド文系大学生がITパスポート試験に2週間で余裕合格した勉強法

勉強、資格

こんにちは! 私立文系大学生のじょとどです!

悩む人

ITパスポート試験、挑戦したいけどどんな試験なのか、どのように勉強すればいいかわからない、、、

このような方は多いと思います。

特に私のような文系出身の方だとなおさらです。

この記事はそんなあなた(特に文系、IT未経験の方)に向けて、ITパスポート試験の概要、そしてその勉強法について、私が実際に「2週間」の勉強で合格した実体験をもとに余すことなく伝えていきます。

最後まで目を通していただけると幸いです。

ITパスポート試験の概要

まずは、ITパスポート試験の概要について簡単に説明します。

ただし、「もう知ってるよ!」という方は読み飛ばしていただいて全く問題ありません!

ぜひ、次項からの「具体的な勉強法」に進んでください。

「まだ、ITパスポート試験について、あまりよくわかっていない方」はぜひ本項を読んで、理解を深めていただけると幸いです。

では説明していきます。

ITパスポート試験は、「ITを利活用するすべての社会人、またはこれから社会人になる学生」が備えておくべきIT基礎知識を図ることができる試験です。

ITパスポートは「国家資格」であるため、合格すれば履歴書等に書くことができます。

そのため、社会人の方はもちろん、これから就職を控える大学生にとっても非常に人気の資格となっています。

応募者についての詳しい情報は以下の画像をご覧ください。

出典:【ITパスポート試験】応募者データ

まず、受験者数の推移についてはご覧のように右肩上がりで、令和2年度には年間約124万人もの方が受験しています。

次に受験者の年代に着目すると、半数以上が20代であることからも、大学生や、入社数年の若手社員が資格のメインターゲットとなっていることがわかります。

そして驚きなのが、「社会人受験者のうち、非IT企業の方の割合」です。

なんと約7割の方は、IT企業勤めではないにもかかわらず、受験しています。

ここから、ITパスポート試験は「IT、非IT系に関わらず、どの業界の企業でも取得が望まれる」資格といえそうです。

このように、ITパスポート試験は「業界問わず若者に人気の、ノリにノッている資格試験」といえるでしょう。

次に気になる合格率と、出題範囲、試験方法について触れていきます。

合格率は例年55%前後で推移しており、国家試験の中では「合格しやすい」試験といえます。

出題範囲、試験時間、配点、合格基準等は以下の表の通りです。

項目内容
試験時間120分
出題数小問:100問
出題形式四肢択一式
出題分野ストラテジ系(経営全般):35問程度
マネジメント系(IT管理):20問程度
テクノロジ系(IT技術):45問程度
合格基準総合評価点600点以上であり、かつ分野別評価点もそれぞれ300点以上であること

総合評価点
      600点以上/1,000点(総合評価の満点)

分野別評価点
      ストラテジ系  300点以上/1,000点(分野別評価の満点)
      マネジメント系 300点以上/1,000点(分野別評価の満点)
      テクノロジ系  300点以上/1,000点(分野別評価の満点)
試験方式CBT(Computer Based Testing)方式
受験者はコンピュータに表示された試験問題に対して、マウスやキーボードを用いて解答します。
出典:【ITパスポート試験】試験内容・出題範囲

表を見ていただくとわかる通りITパスポート試験では、 「テクノロジ系(IT系)」、「ストラテジ系(経営全般)」、「マネジメント系(IT管理)」 という、3分野にわたる幅広い知識が問われ、かつそれぞれ3割以上の得点を獲得しなければ合格することはできません。

え、じゃあめちゃくちゃ勉強しなきゃいけないじゃん、、、

こう思われる方もいるかもしれませんが、ご安心ください。

ITパスポート試験で問われるのは、あくまでそれぞれの分野の「基礎の基礎」であるため、常識で解答できる問題も多く含まれています。

そのため、総合6割以上、各分野3割以上という合格基準を突破することは「正しい勉強法」で勉強すれば、決して難しくはありません

試験方式である、「CBT方式」とは何かについても簡単に補足します。

詳しくはここで書くと長くなるのですが、簡単に言うと「紙ではなくPC上」で受ける試験です。

それ以外は普通の試験ですので、あまり気にする必要はないと思います。

「試験会場のPC上で受ける、4択方式の試験」とだけ覚えていればOKです。

試験日程は、「自分で」、直近3か月までの都合のいい日を選択できます。

しかし、地域によっては、実施会場が少ない等の関係で、あまり試験日を選択できない場合もあるみたいなので、注意が必要です。

以上がITパスポート試験の概要となります。

申込方法、受験料、実施会場等、より詳しくは、「ITパスポート試験公式サイト」がありますので、そちらをご覧ください。

まとめ

・ITパスポートは20代の社会人、大学生を中心に、年間約124万人が試験を受験する人気の国家資格!

・合格率は約55%

・出題範囲は「テクノロジ(IT系)」、「ストラテジ(経営系)」、「マネジメント系(IT管理)」の3分野で、総合で6割以上かつ、各分野で3割以上の点数を取ることで合格!

・試験日は直近3か月の中から自分で選ぶ(年中開催)、ただし各都道府県によって試験日、会場が様々なので要確認!

次は、私が実際にたった「2週間」の期間で合格するまでの、「具体的な勉強法、スケジュール」について、余すことなく公開していきます!

ITパスポート試験に2週間で合格する勉強法①~使用教材~

まず、私が使用した教材を紹介します。

といっても、内訳は参考書1冊(インプット用)、ウェブサイト1サイト(アウトプット用)だけです!

まず、参考書はこれを使用しました。

・イメージ&クレバー方式でよくわかる栢木先生のITパスポート教室(栢木厚 著)

非常にわかりやすい文章に加え、イラストや図解がふんだんに使用されており、文系の私でも、初見のIT用語についてすっと理解することができました。

文系、IT初学者の方々に非常におすすめの参考書です。

そして、ウェブサイトはこのサイト。

ITパスポート過去問道場|ITパスポート試験ドットコム (itpassportsiken.com)

年度ごとの過去問とその解説がすべて「無料」で公開されているとんでもないサイトです。

ITパスポート試験合格に向けて、利用しない手はありません(もちろん違法サイトではないです)。

この栢木さんの参考書と過去問道場を正しく利用すれば、本番でも一部の例外を除いて「ほとんど」の問題に対応できるでしょう。

え、一部の例外って何? これで十分じゃないの?

こう思う方もいると思います。

本記事ではこの「一部の例外」に関する勉強法ものちにしっかりと解説しますのでご安心ください。

次は、私が実際に取り組んだ勉強スケジュールについてです。

スケジュールはこんな感じです。

ITパスポート試験に2週間で合格する勉強法②~スケジュール~

では次に、私が実際に行った勉強スケジュールを公開します。

あくまで1つの参考としてご覧ください。

勉強スケジュール

・1~3日目 栢木さんの参考書を「軽く」1周する

・4~11日目 ひたすら過去問ドットコムで過去問演習(適宜間違えたところを参考書で再度復習しながら)

・12日~試験前日 栢木さんの参考書読み直し、「シラバス5.0」新用語の対策

・試験当日 自分が間違えやすかった範囲の復習、「シラバス5.0」新用語の対策

こんな感じで、本番900点を超える点数を獲得し合格することができました。

このスケジュールを見て、

え、「シラバス5.0」新用語の対策ってなに?!

と大多数の方が思うと思います。

これが、先ほどの使用教材紹介で述べた「一部の例外」への対策です。

ITパスポート試験では、変化の速いITの流れに対応するために、定期的に「出題範囲」(シラバス)を変更します。

そして現在のシラバスは5.0となっています。

この5.0へシラバスが改訂されてからまだ日が浅いため、5.0から追加された新用語過去問題はほとんどありません。

参考書には、小さく記載されていることが多いですが、十分な解説がされているとはいいがたいです

その一方で、これまでの傾向上、本番で、「シラバス5.0」で新たに追加された用語が問われることは、非常に多いとされています。

そこで、「シラバス5.0」から新たに追加された用語について集中的に学習することが、限られた勉強時間の中で確実に合格するためには効率が良いと感じ、スケジュールに取り入れました。

そして 実際に試験を受け、この選択は大成功であると実感しました。

あくまで体感ですが、新傾向の問題が非常に多かったです。

ぜひこれから試験を受験する皆様にもこの経験を生かしていただきたいです。

詳しい対策法は、「シラバス5.0対策法」の項で触れるので、そちらをご覧ください。

新たな参考書等は使用せず、大変簡単な方法なのでご安心を。

では話をスケジュールに戻しますが、本スケジュールを通して伝えたいのは1点だけです。

それは、本スケジュールのように、とにかく過去問演習での「アウトプット」重視で勉強することです。

とにかく過去問題を解きまくり、できなかったところを復習、そして新単語を頭に叩き込む」

それが、合格への最短ルートであると、試験を終えた私は確信しています。

では次に、このスケジュールの中で「実際にどのように参考書、サイトを利用したのか」について深く掘り下げていきます。

ITパスポート試験に合格する勉強法③~参考書の使い方~

では、さっそく、参考書(栢木さんのもの)の使い道を説明していきます。

本書の使い道は以下の3つです。

参考書の使い道

1.過去問演習に取り組むための必要最低限の知識のインプット教材(スケジュール1~3日目)

2.過去問演習後の復習用教材(スケジュール4~12日目)

3.試験前日、当日の復習用教材(試験前日、当日)

それぞれ説明していきます。

まず、1.過去問演習に取り組むための必要最低限の知識のインプット教材としての使い方についてです。

スケジュール説明の際も述べたように、ITパスポート試験対策にはとにかく「アウトプット」、つまり過去問演習をしていくことが重要です。

そのため、このインプットには時間をかけないことがポイントです。

あくまで過去問の用語が「全くわからない」という状態にならないためのものですので、 本当に「流し見」程度で問題ありません。

とにかく早く一通り読み終えて、過去問演習に進んでください。

続いて2.過去問演習後の復習用教材としての使い方についてです。

次に紹介する「過去問道場」で過去問を解いていくうちに、たくさんの「間違えた問題」が出てくるでしょう。

その解説を読み、「間違えた用語の意味、計算問題の解き方」のうち、本書に記載されているものは「マーカー」等でしるしをつけ、記載されていないものは、その意味や解き方を本書に「書き込んで」ください。

これであなた専用の「オリジナルテキスト」が完成します。

これにより、自分の苦手ポイントが可視化され復習効率が大幅に上がります。

また既に多くの情報が記載されている参考書に書き込むため、「ノートづくり」等よりも時間がかかりません。

参考書を「オリジナルテキスト」にする、これが過去問演習後の復習教材としての利用法です。

ちなみに私はこのようにして「テキストにどんどん書き込み、オリジナルテキストを作る復習方法」を、「オリジナルテキスト復習法」として、様々な分野の学習に活用しています。

是非皆さんも1度お試しください。

そして最後に3.試験前日、当日の復習用教材としての利用法です。

これは非常にシンプルで、先ほど作成した「オリジナルテキスト」のうち、「書き込みのある箇所」を時間の許す限り復習するだけです。

これにより、試験前日、当日という最も脳が記憶しやすい期間に、自身の「まだ覚えきれていない箇所」、「苦手な問題」だけに取り組むことができ、大幅なスコアアップが期待できます。

これで、まず間違いなく合格点に到達することができるでしょう!

以上が、本教材の使い方です。

ITパスポート試験に合格する勉強法④~過去問道場の使い方~

次に過去問道場(ITパスポート過去問道場|ITパスポート試験ドットコム (itpassportsiken.com))の使い方です。

ITパスポート試験は「どれだけ過去問を解いたか」で合否が分かれます。

そのため、大前提として本サイトに収録されている過去問をすべて解き、わかるまで復習することが最も合格を確実にする方法です。

ただ、2週間の勉強で合格するためには、そんなことをする時間はありません

そこで、実際に私が行った、「合格するために最も効率のいい」過去問道場利用法を公開します。

それは、「過去10回分(令和3春期~平成27年春期)の範囲」の問題に絞って、「分野別」に過去問演習を行うことです。

それぞれの理由について解説していきます。

まず、なぜ 「過去10回分(令和3春期~平成27年春期)の範囲」 に絞って過去問を解くのかというと、シラバス5.0の説明でもふれたようにITパスポート試験の出題範囲が「定期的に改訂」されるからです。

つまり、古い過去問になればなるほど、「現在の試験範囲」ではない問題が多くなっていきます。

そんな問題に時間を割くのは時間の無駄でしかないです。

ただその一方で、演習量が少なすぎると、5年に1度しか出てきていないような用語の問題や計算問題等で点数を落としてしまう可能性が出てきます。

そこで、十分な演習量を確保でき、かつ過去に遡りすぎない10回分がベストの過去問演習量と私は考えました。

実際に本番においても、過去問範囲において「知識が足りない」または「演習量が足りない」と感じた問題は1問もありませんでした。

ぜひ参考にしてください。

次に過去問演習で「分野別」に問題を解くべき理由を説明します。

これは、「ITパスポート試験の出題範囲の広さ」が関係しています。

ITパスポート試験の問題は、テクノロジ、ストラテジ、マネジメントという3分野から、ランダムな順番で出題されます。

そしてこの3分野は、似ている部分もありますが、基本的に「国語、英語、算数」ぐらい異なる分野です。

そのため「年度ごと」に過去問演習してしまうと、それら3分野を同時に勉強することとなり脳が混乱するため、効率が悪くなります。

よって、効率よく知識を頭に入れるためにも、「年度別」に取り組むよりも、 「分野別」で過去問に取り組む方のをおすすめします。

以上が、私が考え実践した、効率的な過去問道場の使い方でした。

問題を解いた後は、「参考書の使い方」のところで説明した「オリジナルテキスト復習法」を忘れずに行ってくださいね!

ITパスポート試験に合格する勉強法⑤~シラバス5.0新用語の対策~

ここでは、スケジュールの項目で少し触れた、シラバス5.0新用語の対策法について、説明していきます。

ただ、その方法はめちゃくちゃ簡単です。

パソコンやスマホで、「ITパスポート シラバス5.0 用語」と検索するだけです。 

検索すると、シラバス5.0から新たに出題された用語の説明をしているサイトがいくつか出てくるはずです。

その中からお気に入りのものを選んで(できれば信頼性の観点から、一番上のサイト)、それらの用語を覚えるだけです。

過去問はないので、インプットだけで構いません。

以上がシラバス5.0新用語の勉強法になります。

え、本当にそれだけで意味あるの? というか6割取れたら合格だから新範囲の勉強する意味ないんじゃない?

こう思われる方も多いと思います。

しかし、実際に試験を受けた私からすると、この「ひと手間」を加えることは、試験に確実に合格する上で非常に重要と感じました。

その理由は大きく2つあります。

1つ目は「本番で問われやすい知識を増やすことができるから」です。

「ITパスポート試験は過去問が有効だ!」というアドバイスは、多くのところで紹介されており、それを問題製作者が知らないはずはありません。

そこで、過去問が存在しない新用語の問題を本試験で出題することで、「点数の調整」をしていると私は考えています。

つまり、「新用語についての問題」は過去問以上に「確実に出る問題」であるといえるのです。

それは、スケジュールのところで述べたように、傾向としても明らかです。

これを対策しない手はないでしょう。

2つ目は、「試験当日の安心感が増すから」です。

当日はだれしも少しは緊張します。

そういった中で、初めて見た用語が問われると、頭の中が混乱し、解けるはずだった問題も解けなくなります。

学校の定期テスト等で、おそらく皆さんも経験したでしょう。

そこで、「初見」の用語をできる限りなくしたうえで本番に臨むことが重要となります。

そのためには、「シラバス5.0新用語」の対策が必要不可欠です。

以上、「シラバス5.0新用語」の対策をすべき2つの理由でした。

確かに、過去問と参考書のみで合格点を取ることは十分可能です。

ただ「シラバス5.0新用語対策」を行うことで、それをより確実なものにできます。

ぜひ時間に余裕がある方はチャレンジしてみてください

ITパスポート試験に合格する勉強法⑥まとめ

では最後に勉強法のまとめです。

勉強法まとめ

・使う教材は、栢木先生の参考書と、ITパスポート過去問道場の2つ!

・参考書は、「最初のインプット」と、「オリジナルの復習テキスト作成」に使う

・過去問道場は「過去直近10回分」を「分野別」にやるべし!

・最後のひと手間に、「シラバス5.0新用語」の対策を!

いかがだったでしょうか?

これを見てくださった皆さんがITパスポート試験に合格することを祈っています。

最後まで見ていただき、ありがとうございました!

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