【元生徒が語る】大学付属校に通うメリット・デメリット

その他

こんにちは! じょとどです!

本記事では、

高校受験、大学の付属校も考えているけど、どんな高校生活になるんだろ?

本当にみんな大学に進学できるのかな?

こうお考えの受験を控えた中学生や、

息子(娘)の受験、選択肢に大学付属高を検討しているけど、あまり情報がなくて不安、、、

今は成績がいいけど、勉強しなくなっちゃうんじゃないかしら?

このように志望校選びで悩んでいる親御さんに対して、

高校から有名大学(MARCH関関同立)の付属校に入学し、実際にそこで3年間高校生活を送った私が、

「大学付属校に通うメリット、デメリット」

を実体験をもとに余すことなく伝えます!

ぜひ最後までご覧いただけると嬉しいです。

大学付属校に通う4つのメリット

まず、私が実際に3年間通った中で実感した、大学付属校に通うメリットを紹介していきます。

メリット① 大学受験をせずに、付属大学に進学できる!

1つ目のメリットは、当たり前のことですが、「大学受験をすることなく、付属の大学に進学できること」です。

実際、このメリットを求めて大学付属高を進学先に入れいている方がほとんどでしょう。

私の友人たちもほとんどが、「大学受験」をしたくないという理由で大学付属高に進学していました。

そして実際に高校生活を過ごす中で、このメリットの大きさ計り知れないと実感しました。

付属高校の高校生は、他の高校生に比べてより多く「青春」の時間を手に入れることになります。

そこで友人たちと遊びまくるもよし、恋人を作るのもよし、自らの夢に向けて挑戦するもよしです。

つまり、他の高校生よりも、圧倒的に「自由」です。

この「自由の貴重さ」を、私は大学に入ってさらに実感しました。

当たり前ですが、大学受験はある程度まとまった時間を「勉強」に捧げないと突破できません。

それは高校受験とは比にならないほどです。

そのため、他の進学校では、大学受験に向けて1年時から補習授業や、予備校選びが始まります。

このように、他の高校生が勉強に捧げている時間の長さを、私は大学の友人たちから非常に多く聞かされました。

特に高校3年生にもなると、一日の大半を受験勉強に捧げていた友人が多かったです。

一方、大学付属高校の生徒たちは先ほども述べたように、他の高校生にとっての勉強時間を、「自由」時間として過ごせます。

実際私も、友人たちと様々な「青春」を過ごすことができました。

こうしたことを大学の友人に言うと皆口をそろえて「うらやましい」と言われます。(笑)

二度と戻らない高校生活で、勉強以外の事を頑張りたい方には、ぜひ付属高はおすすめです!

メリット② 自分の好きなこと・やりたいことに熱中できる!

2つ目のメリットは、「自分の好きなこと・やりたいことに熱中できる」ことです。

これは1つ目のメリット「大学受験をしなくていい」に大きく関係します。

前項で述べたように、付属高校の生徒には圧倒的な「自由」があります。

そして、多くの先生たちもその自由時間を「勉強」に充てろとは言いません。

つまり、誰にも邪魔されずに自分の好きなこと・やりたいことに熱中できるのです!

実際、自分の友人たちの多くもそれぞれの「やりたいこと」にチャレンジしていました!

・アイドル活動

・歌手活動

・YouTuber

・ダンスの全国大会

・お笑い芸人

・バンド活動

など、

今思い出せるだけでも、同級生にこれだけ、高校生にしてはユニークな活動を行っている方がいました!

おそらく他にもたくさんいるでしょう。

そして、これらの活動に対して、難癖をつける同級生や先生は、私の学校にはいませんでした。

まさに、「好きなことに熱中できる環境」といえます!

このように、「周りが自分のやりたいことに熱中している環境で刺激を受けながら、自身も様々な挑戦がしたい!」と考える人には特に、大学付属高校はおすすめです!

メリット③ 関係性の深い友人が作りやすい

3つ目のメリットは「関係性の深い友人」が作りやすいことです。

大学付属校の生徒たちは基本的(90%ぐらい)には同じ大学に進学します。

そのため、最低7年、もし中学から付属校に通えば10年、同じ学校で過ごすことになります。

この年月の間に詰まっているのは、様々な思い出たち

そのどれもが、友人同士の絆を深めるかけがえのないものです。

そうして長い年月を共に過ごした友人たちは、これまで、そしてこれからの自分の人生を彩る「親友」と呼べる存在になってくれます。

実際私も高校から大学まで、ずっと仲のいい、お互い何もかも知り尽くした「親友」が多くいます。

彼らとの飲み会では、よく高校時代の思い出話に花を咲かせています。

社会人になっても交友を絶やさず、彼らを自分の結婚式に呼ぶのが自分の人生の1つの目標です(笑)

「大好きな友人と離れ離れにならない」

これも付属高校の大きなメリットだと私は感じています。

メリット④ 大学生活を多くの友人がいる状態でスタートできる!

4つ目のメリットは「大学生活を多くの友人がいる状態でスタートできる」ことです!

これは大学生活がスタートした際、非常に大きなメリットだと実感しました。

大学に進学して、多くの人がまず一番に悩むことは、「友達作り」だと思います。

高校までと異なり、1学部当たりの人数が圧倒的に多く、またクラスといった交流場所もないので、自分から行動しないとまず友達は見つかりません。

一方、付属校上がりの生徒は既に高校時代の友人関係があるため、「友達作り」に悩むことはありません。

また、はじめに友人がいるというだけで、

・サークル、講義の情報収集

・空きコマ時間の暇つぶし相手

・おすすめのバイト先情報

・テストの過去問集め、対策法

1年生が苦労しやすいこういったことに、まず悩まなくなります。

さらに、大学生活は「友人が友人を呼ぶ」といえ、1人と仲良くなると芋づる式にその友人とも仲良くなることが多いです。

私はこのおかげで、人見知りにもかかわらず、大学生活において非常に多くの友人に恵まれました。

私と同じように人見知りで大学生活が不安、、、という方や、大学生活を充実させたい方にとっては、かなり大きなメリットになるのではないでしょうか。

大学付属校に通うデメリット

ここからは、私が実際に感じた、大学付属校に通うデメリットについて書いていきます。

いい部分だけでなく、悪い部分もしっかりと確認していただき進路を決めていただきたいので、忖度なしで本音を明かしています。

ぜひ参考にしてください!

デメリット① 付属の大学以外に進学することが難しい

1つ目のデメリットは、「付属の大学以外に進学することが難しい」ことです。

これにはいくつかの要因があります。

・授業や定期テストが大学受験向けに作られていない

・周りに他大学を受験する同級生が少なく、モチベーションが続かない

・先生からの進路指導が期待できない

ざっとこんな感じでしょう。

付属校の授業は、大学受験のためのものではありません。

そのため進度は遅く、私の学校では理科と社会系科目は3年の12月になってもまだ全範囲終わっていませんでした。

これはセンター試験(現在の共通テスト)を受ける学生にとっては致命的です。

そして先生方も大学受験の情報をあまり持っておらず、日々の授業で、受験に関する対策をすることはほとんどありません。

他の学校では3年時に授業時間内で過去問演習等を行うので、この時間的ハンデは受験本番で大きく響きます。

同級生で受験する子もほとんどおらず、モチベーションを維持することも非常に難しいです。

これらから、大学付属校で他の大学を目指すことは「いばらの道」といえるでしょう。

そして、なぜ私がここまで大学付属校での他大学受験事情に詳しいのか?

それは、実は私も他大学受験にチャレンジしたからです(笑)。

結果は残念でしたが、環境に頼れない中、様々な試行錯誤を行ったいい経験になりました。

誤解のないように言っておくと、もちろん、こういったハンデをはねのけて、国立大学や、付属大学よりランクが高い私立大学に合格した同級生もいます。

ただ、その数は少なく、ほとんどは予備校を使っていました。

こういった事情も頭に入れ、納得いく高校選びをしていただきたいです!

デメリット② 一度人間関係でつまずくとリセットが難しい

2つ目のデメリットは、「人間関係のリセットが難しい」ことです。

多くの人は、付属の大学への進学も見据えて、付属高校に進学すると思います。

そのため、最低でも7年間は、同級生達と同じキャンパスで過ごすことになります。

そこでの人間関係のリセットは本当に難しいです。

もし高校時代に人間関係におけるいざこざが発生すると、大学生活においても少なからず影響が出ます。

実際私の友人の中にも、高校時代の素行が影響で大学から知り合った人に悪い印象を持たれている人がいます。

そして先ほど述べたように、付属高校の環境で他大学に進学するにはかなりの精神力が必要です。

人間関係のトラブルを起こしてしまいやすい方は、こういった事情を踏まえた上で、進学先選びをしていただくと幸いです。

デメリット③ 必ずしも付属の大学に行けるとは限らない

3つ目のデメリットは「必ずしも付属の大学に行けるとは限らない」です。

え、説明会では、希望者は進学率100%って言ってたよ!

こう思われる方もいるのではないでしょうか。

しかし、この100%という数字には、ある「数字のマジック」があります。

ポイントは「希望者」というところです。

付属高校と言えど、大学に内部推薦を行うためには、内申点やテスト等で、一定の成績は求められます。

いっても、学年の95%ほどは突破できる比較的低い基準です。

しかし残りの5%は、基準を満たすことができない生徒が現れます。

そして、残念ながらそのような生徒は「付属大学に進学を希望すること」はできません。

先生方に他大学を受験か、指定校推薦を取るかどちらかの選択を迫られることがほとんどです。

つまり、「希望者」という分母から、「進学基準に満たしていない生徒」を省くのです。

その結果、もちろん「希望者」の付属大学進学率は100%になります。

これが100%という数字のからくりです。

誤解のないように言っておくと、普通に課題をこなし、定期テストに臨んだ上でこの基準に引っかかることはまずないので安心してください。

ただし、無条件で付属の大学に進学できるわけではないことはぜひ知っておいてほしいです。

見かけの数字に騙されないように注意!

デメリット④ 希望学部に行けるとは限らない

4つ目のデメリットは「希望学部に行けるとは限らない」ことです。

基本的に付属の大学に進学する際の学部選択は「成績順」です。

そのため、大学には行けても、希望の学部には進学できないという付属校の生徒もいます。

私の友人も、第2、第3希望の学部に進学する子がちらほらいました。

そして、大学生活において学部は非常に重要です。

大学では、自分の興味のない講義は本当に面白くありません

もし全く興味のない学部に入ってしまうと、4年間間違いなく苦痛になります。

私は幸い第1希望の学部に入れましたが、第3希望の学部に進学した友人の中には、あまりに講義が苦痛で、退学してしまう人もいました。

このように、希望学部に入れないというリスクも踏まえたうえで、付属校に受験するか否かを決めていただけると幸いです。

もちろん、しっかり入学後も勉強すれば(学年半分より上ぐらい学部は選び放題なので、勉強する自信がある人は全く気にしなくて大丈夫です!

まとめ

いかがだったでしょうか。

付属高校に通うメリット・デメリット両方を、本音で書きました。

ぜひ進路選択の参考にしていただけると幸いです。

ちなみに私は「付属高校に通って本当に良かった」と思っています。

他の高校と比べて圧倒的に自由な時間が多く、部活動、遊び、勉強、趣味すべてを充実させることができました。

時間の使い方も中学時代と比べて上手くなった実感があります。

同級生も、受験というストレスがないこともあるのか、非常に穏やかで優しい子が多かったです。

一度きりの高校生活、付属高校で過ごせたことは本当に幸せでした。

高校選びはおそらく、受験を控えた中学生、そしてその親御さんともに人生における大きな決断になると思います。

本記事が、その手助けに少しでもなっていれば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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